「仕事を楽しむタイプ」の人はモチベーションが高い──。人事コンサルティングのジェイティービーモチベーションズは、こんな調査結果をこのほど明らかにした。また自分自身を「スペシャリストタイプ」と語る人も同様だった。
調査は全国の20〜40歳代の働く男女が対象。11の仕事タイプを設定して質問した。
仕事を楽しむタイプ、スペシャリストタイプとも、「今の職務、専門分野が好きなので、これからも続けたい」「仕事に対するやる気は高いと思う」「今の会社で働き続けたい」と回答する傾向が見られたという。
また、上司になってほしい人の仕事タイプを聞いたところ、「協調タイプ」(27%)が最も支持率が高かった。次いで「仕事を楽しむタイプ」(20%)、「スペシャリストタイプ」(14%)の順となっている。
一緒に仕事をしたい人については「仕事を楽しむタイプ」(29%)がトップで、これに「協調タイプ」(26%)、「アイデアタイプ」(12%)が続く。
仕事を楽しむタイプは、仕事に対するモチベーションが高く、さらに上司としても同僚としても人気があるという調査結果に。同社では「組織としては、仕事を楽しいと感じるよう、達成感の醸成や職場の一体感創出などで職場の活性化に取り組むことが必要」と提言している。
*仕事タイプの設定
アイデアタイプ=自分のアイデアや意見を出し、工夫する▽サバイバルタイプ=困難や逆境を乗り越え、ねばり強い▽目標達成タイプ=仕事での目標達成が生きがい▽期待・評価タイプ=周りから何を期待されているか、どう評価されるかを大切にしている